expectation "期待"

2001年9月1日
最近はよく映画を観ている。
この数ヶ月間の間に上映された話題の映画は大半は映画館で観た。
映画館で映画を観ていると、逆に見逃した映画が見たくなる。
すると、レンタルで借りて見てしまう。
レンタルで借りて見ると、その映画や出演者の次回作が見たくなる。
するとまた、映画館に足を運ぶ。
その映画館では、上映前に近日上映の映画が紹介される。
するともちろん、その映画が見たくなる。
(映画にしろビデオにしろ、本編上映前の宣伝効果は大きいと思う。)

そんなわけで、今日土曜日も映画館に足を運ぶこととなった。
この日は9月1日のワーナーマイカル「ファースト・デイ」の日。
月初は全上映作品が1000円で楽しめるのだ。
(俗に言う映画の日、他の映画館も同じだったっけ?)
こんな日に映画館に行かないわけがない。
しかも、つい一週間前に観たかった映画の上映が始まったばかりだ。

それは「キス・オブ・ザ・ドラゴン」という映画。
少しだけ、CMも流れていたような気がする。
この映画の見所は、監督。(見所っていうんか? 注目点!)
フランス人であるリュック・ベッソン。
彼は本当に凄い監督であると思う。
それは作品を見てもわかるだろう。
"グレート・ブルー" "レオン" "フィフス・エレメント" "TAXi" 等。
本当にいい作品ばかりだ。

そんな彼が手掛けた今回の作品「キス・〜」も良かった。
こだわりはワイヤーアクションを使ってないという事。
ワイヤーアクションは今アクション映画において主流となっている技術。
代表的なのは、一気にワイヤー人気を持ち上げた"マトリックス"。
他に、チャーリーズエンジェル等である。
ベッソンの場合、より現実感を出すために彼は使いたくなかったのだろう。

そしてそんなワイヤー無しのアクションをこなせるのが、ジェト・リー。
彼は実際に中国武術のかなりの実力を備えている。
だからこそ、あの生身のアクションを可能にするのだろうと感心していた。
はっきり言って、あの作品は彼以外には出来なかっただろう。
かなりはまっていた。もちろんアクションだけでなく演技も良かった。

ストーリー性はもちろんの事、上記のような理由もあり、
凄くいい作品だと思った。
でも感想としては、
「キス・〜」はいいとかじゃなくて、ベッソンはやっぱスゲェー (笑)

俺が思う彼のよさは、リアル感の演出だと思う。
"フィフス・エレメント"のどこがリアルやねん!と、ツッコミたくなるかもしれないが、
あの作品の設定の近未来がある前提で、あのストーリーは無茶ではなかったと思う。
彼の作品は、主人公はたしたことがない。
何か1つだけ、人より優れているぐらいで、何でもできる人間ではない。
そしてまた、強力なバック(後ろ盾)も無く、ただ一人の普通の人間として立ち向かう。
 正反対を挙げると、かの有名なスティーブン・セガールとか。
 日曜放送の「沈黙の戦艦」など、彼ははっきり言って最強だ。
 いや、最強すぎる。あんな料理人(コック)がいたら恐いっちゅうねん!
そうではなく、リアル感を持った主人公で作品を作らせれば、ベッソンの右にでる者は居ない。
痛いほどに気持ちの伝わってき、作品に没頭できるような物に作り上げてくれる。
だから俺は彼の作品のほとんどが好きだ。

その流れで、俺が今最も期待しているのが、「YAMAKASI」という映画。
7人の個性の持った若者が大暴れする作品。
そして、その映画の監督がリュック・ベッソン!^^
この作品は、ベッソンがパリで設立した「EUROPA CORP.」の第一弾作品だったはず?
「キス・〜」もそうだったはず。(あれ?何で日本では「キス・〜」の方が先に上映??)
また、これで有名になったのが、ジャン・レノとの競演に抜擢された広末の「WASABI」。
この作品はどうかわからないが、ベッソンなら面白い映画にしてくれるはず!

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