あめとむち

2001年11月7日

今日は珍しいことを言われた。
それは課題を出してくる助手の先生から。

相変わらず、プログラムの課題の終らない俺は、
今日もPCの画面との睨めっこをしていた。
思った値がでずに、5日間くらい同じところでつまずいている。

そんな今日の夕方、C言語で書いたソースをひとまずプリントアウトをしようとコマンドを入力し、プリンターの前で出てくるのを待っていた。
そこに彼が通りかかった。

「できたか?」
たまに掛けられるこの言葉は俺にとって苦痛で仕方が無かった。
「できてないに決まってるやんけ!!」
と言いたいのを抑えつつ、
苦笑いで「いや、まだです」と一言返した。

そして相変わらず問題解決のメドもつかないまま、
今日はサッカー日本代表戦を見ようと早めに帰ろうとした時、
俺の鞄の近くに座っていた彼はまた言葉を発した。
「今日も終わんなかったのか?」
俺は「ハイ」と一言。
すると彼はいつも通り笑いながらイヤミと思われる言葉を発した。
「フッ、別にいつまでやっていてもいいけどさ」
それを聞いた俺はいつも通り苦笑い。(またかいっ!)

彼の出す課題のせいで、この一ヶ月の間で何回終電で帰ったことか。
そして、その次の日は寝不足のまま朝からバイト。
バイト明けに夕方から急いで学校に行って研究。。
これの繰り返しばっか。

そんな何処にもぶつけような無い、思いを胸に帰ろうと、
リュックを背負ったその時、耳にした。

「お前、頑張んのはいいけど、体は壊すなよ」
珍しく彼なりのやさしい言葉を聞かされた。


でも、わかり易い。
やかりやす過ぎる、アメトムチ。

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